【スタートアップのためのビジネスモデル特許図鑑7】~店舗での荷物預かり~
スタートアップ企業は、ソリューションを提供する領域において、知財を用いて事業にドライブをかけることが必要です。実際、スタートアップ企業の経営者から知財についてご相談を受ける際は、自社のビジネスモデルを特許として保護できないか?という内容がとても多いです。
特許になるアイデアというのは、「複雑なアルゴリズム」ではなく、「新しい発想」なのです。ただ、このようにご説明しても、実際のイメージが掴み辛いと思います。そこで、当ブログでは、不定期ではありますが優れたビジネスモデル特許を紹介していこうと思います。
「え?こんなのも特許になっているの?」
「自分のアイデアも特許になるかも?」
と思っていただければ幸いです。
特許第6681353号(ecbo株式会社)
【特許使用の製品/サービスの有無】
ecbo cloakというアプリ(サイト)にて特許技術を使用していると思われます。使い方を紹介したこちらのページの、チェックイン当日とチェックアウト当日の流れを見ると、店舗側で荷物の写真を撮影し、預かり証代わりにしていることが確認できます(説明ページ)。
【請求項1】
利用者の1又は複数の荷物を店舗にて預かるための店舗装置を用いた方法であって、
前記店舗装置の表示画面が、前記利用者の予約内容を表示するステップと、
前記店舗装置の撮像部が、前記予約内容に含まれる前記利用者の1又は複数の荷物の写真をそれぞれ撮影するステップと、
前記店舗装置の通信部が、撮影された前記1又は複数の荷物のそれぞれの写真又はこれに対応する1又は複数の写真を前記店舗装置と通信可能なサーバに送信するステップと
を含み、
前記店舗装置又は前記サーバにおける画像処理により、前記利用者が前記サーバと通信可能な利用者端末に表示させた前記1又は複数の荷物のそれぞれの写真又はこれに対応する1又は複数の写真と前記店舗装置にて表示可能な1又は複数の写真との照合が行われることを特徴とすることを特徴とする方法。
コメント:
荷物預かりサービスをスマホで提供する際に、店舗側で撮影した写真を預かり証とするというコンセプトを特許で保護しています。こういう特許を取得することにより、同種のサービスに対して「利便性」というアドバンテージを特許で保護することができます。