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【スタートアップのためのビジネスモデル特許図鑑12】~交通機関の提案(MaaS)~

 スタートアップ企業は、ソリューションを提供する領域において、知財を用いて事業にドライブをかけることが必要です。実際、スタートアップ企業の経営者から知財についてご相談を受ける際は、自社のビジネスモデルを特許として保護できないか?という内容がとても多いです。

 特許になるアイデアというのは、「複雑なアルゴリズム」ではなく、「新しい発想」なのです。ただ、このようにご説明しても、実際のイメージが掴み辛いと思います。そこで、当ブログでは、不定期ではありますが優れたビジネスモデル特許を紹介していこうと思います。

「え?こんなのも特許になっているの?」

「自分のアイデアも特許になるかも?」

 と思っていただければ幸いです。

特許第6682193号(株式会社NTTドコモ)

【発明のポイント】

 移動方法の提案において、利用可能な車両が近くになる場合でも、ユーザが車両を利用できない場合(免許無し等)は、車両での移動を提案しない。

公報リンク

特許第6682193 図5

 【特許使用の製品/サービスの有無】

  当該特許の利用有無は不明ですが、MaaSへは積極的に取り組んでいるようであり、その一環として出てきたアイデアだと思われます。(参考リンク)。

【請求項1】
 ユーザの目的地の入力を受け付ける受付手段と、
  前記ユーザの位置から、当該ユーザの属性又は状態に関する条件に応じて変更される距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があるかどうか、当該車両に備えられた探索用機器の位置情報を用いて判定する判定手段と、
 前記利用可能な車両があると判定された場合には、前記ユーザの位置から前記目的地への当該車両を用いた移動方法を当該ユーザに通知する通知手段と
  を備え、
  前記通知手段は、前記利用可能な車両があると判定した場合でも、当該車両の燃料の残量、当該車両を運転するための運転免許証の有無、及び有料道路を利用するための料金を支払うためのカードの有無のいずれかに応じて、当該車両を用いた前記移動方法を通知しない
  通知システム。

コメント:

 車両がネットにつながるコネクティッドカーを前提に、移動方法の提案を行うMaaSと組み合わせたアイデアをいち早く特許化している点が大変興味深いです。特に、利用可能な車両があっても実際には利用できない状況の場合には、移動方法として提案しないという点はUXを高め、他社との差別化を図る上で必要なアイデアだと考えます。

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