知財アクセラレーションプログラム(IPAS)に参加しました
スタートアップのための知財戦略
特許庁がデロイトトーマツと共に、スタートアップ企業の知財戦略を支援するため、IPAS(IP Acceleration program for Startups)というプログラムを実施しています。
このプログラムは、スタートアップ企業に知財専門家を派遣して、スタートアップ企業の知財戦略立案の一助となることを目的としています。
当社の代表も知財専門家として、本プログラムに登録しており、一年目の成果について報告会が開催されましたので参加してきました。
支援の内容は知財部の業務内容そのもの
IPASでは、選考されたスタートアップに最適な知財専門家がアサインされて支援を行います。オープンにすべき技術・クローズにすべき技術を明確化し、過去の出願ポートフォリオや、他社の出願動向を調査し、知財戦略を立案していくという流れです。
まさに、大手企業の知財部が担う業務そのものです。このような業務は、弁理士であるという資格も大切ですが、これまで企業の知財部で同様の業務を経験してきたことが必要と感じます。また、弁護士に依頼する場合も技術の素養が必要となります。
実際に選考された弁理士の方は知財部経験が豊富な方だったり、技術畑出身の弁護士であったりと、運営側も良く分かっているな、と感じました。
支援期間が短すぎる
当日は、実際に18年度に支援を受けた企業の代表者がピッチを行ってくれました。
多くの代表者が
「知財について身近になった」
「知財の重要性を認識した」
とお話されていました。
一方で、
「期間が3カ月で短すぎる」
という声も多く挙がっていました。その通りだと思います。2週間に1度程度の頻度で会社の情報を吸い上げて支援をしていたようなのですが、流石に3カ月は短すぎると感じます。
企業の知財部と同様、長い期間寄り添って知財戦略を支援する必要があると感じます。大企業はそのことが分かっているため、外部の弁理士ではなく自社で知的財産部を保有しているのです。
知財部なんて、うちには無いよ
スタートアップ、中小企業、個人事業主のほとんどの方は知財部をお持ちではありません。
だったらどうすればいいの?
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